【会話チャート式】子どもの個性を生かした育児の悩み解決幼児・小学生のお子さんに関する育児・子育ての悩みを解決する具体的な方法を紹介!解決の道筋をイメージしやすいように、大人と子供の会話チャート形式にしてまとめました。どなたでも実践できる育児・子育てノウハウです! 

「赤ちゃん返り(退行)する子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/14 (金)  カテゴリー: 自立・自律
子どもがある程度大きくなって、やっと手が離せると思ったときや、

弟や妹が生まれて忙しくなったときにありがちな「赤ちゃん返り(退行)」。

せっかく子どもが成長したのに、また振り出しに戻るような感覚に疲れさせられてしまいますよね。

「赤ちゃん返り(退行)する子ども」の悩みを解決していきましょう!

原因:構ってもらう方法を間違えて認識しているから



原因編16

赤ちゃん返り(退行)の原因は言うまでもなく「構ってほしいから」です。

子どもが成長して少し目を離す余裕ができたり、下の子ができて相手ができなかったりしたときにおこるので、

原因については、察しがつきやすいと思います。

では、なぜ「構ってほしい」=「赤ちゃん返り」なのでしょうか。

それは、子どもが「赤ちゃん」=「構ってもらえる」という勘違いをしているからです。

その理由は主に2つあると思います。

1つ目は、成長するにつれて親が世話をする頻度が減るので、その逆で退行すれば世話をしてもらうことができると思っているから

2つ目は、今までの経験上「世話をされること」=「構ってもらえている」と思っているからです。

この1つ目の理由は、変えようのないことです。

頻繁におむつを替え、寝かしつけ、相手をして、食事やお風呂もすべてやってもらえる赤ちゃんは間違えなく、人生で一番お世話をしてもらう時期です。

ただし、2つ目の理由は、正しいけれども、間違っています。

確かに、お世話をされているときは、構ってもらっていますが、構ってもらう機会はお世話以外にもあります。

遊び相手をしてもらうときはもちろん、何かをやってあげて褒められたとき、何かを失敗して慰められるときなどほかにもあるはずです。

しかし、乳児期にはこういったお世話以外の構ってもらう機会が少ないため、そこに価値を見いだせていません。

この「構ってもらう方法」=「お世話をしてもらう」以外の価値観がない・薄いから赤ちゃん返り(退行)につながってしまうのです。

対策:「褒めつつ構う」ことで、構われ方のレパートリーを増やす



対策編16

対策1



まずは、「褒めてもらう」が「構ってもらう」の中でも価値の高いものだと認識させましょう。

大人としては、「構われる」の種類の一つとして「褒められる」が存在し、「褒められる」はその中でもかなり価値の高いものだと認識しています。

子どもは意外とその認識がないように思います。

褒められることが構われることの一手段だという認識に過ぎない場合、褒められるという内容よりも、褒められるという構ってもらい方をどのぐらいしてもらえたかという時間的尺度で評価してしまいます

例えば、親の手が離せないときに10分程度に兄に弟の世話を見させて、そのあとに兄を褒めても、褒めるというのは一瞬~長くて1分程度のことで、弟の世話をした10分と比べると、時間的にはごくわずかです。

つまり、褒めれらることに評価の重きが置かれていない場合、子どもはそれだけでは満足できないのです。

ですので、褒められることが構ってもらえるの中で上位の存在であることを認識してもらう必要があります

そのために、「褒めたら構ってあげる」を習慣にすることです。

先ほどの場合なら、「○○(弟)と遊んでくれてありがとね。おかげで部屋の掃除ができたわ。ところで何をしていたの?」というように褒めてから、そのまま遊びの輪に入ってしまいます。

そうすれば、褒められることによって、構ってもらう経験ができるので、褒められることに対する価値が高まります。

忙しくて時間が取れない場合は、自分の余裕のあるときでも構いません。

赤ちゃん返りが進んで、時間に関係なく構ってほしいとだだをこねる子どもになるよりも、

そうなる前に、こちらで家事の余裕のできたときに構った方が、何かと計画的に進むので、負担も少ないはずです。

対策2



褒められることの価値を高めることで、次第に子どもの目的が「褒めてもらうことで構ってもらうこと」から、「褒められるという構い方をしてもらうこと」になっていきます。

そうなれば、構ってもらうために赤ちゃん返りをするのではなく、構ってもらうために褒めてもらえるようなことをするというように行動が変わっていきます

もちろん、理想は「褒められることをする・しないにかかわらず構ってもらえていると思うこと」ではあるのですが、人は成長する過程で、どうしても「構ってもらえなくなった」と思うものです。

そう思ったときに「どうすればもっと構ってもらえるだろう」という疑問がわくのも当然のことです。

ですので、こういった対策を行う必要性があるのではないかと思います。

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2020/02/14 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「育児のイライラ」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/13 (木)  カテゴリー: 親としての悩み
ぜんぜん思い通りにいかない育児にどうしてもイライラしてしまう。

そして、イライラしてしまうことにさらに頭を悩まされる…

そんな「育児のイライラ」の悩みを解決していきましょう。

対策:イライラをため込むのではなく、教育的に意味のある方法でぶつける



対策編15

対策の考え方



まず、最初に育児でイライラしない人なんていません

どれだけ子どもが好きでも、どれだけ育児に慣れていても、イライラしないわけないです。

どんなに優しい性格の人でも、どんなに人として立派な人でも、育児でイライラしています。

大事なのはイライラのぶつけ方です。

育児でイライラしていないように見える人は、そのイライラを発散する方法をもっています。

両親、夫、近所のママ友、自分の趣味…等です。

しかし、それがあってもイライラが十分に発散できなかったり、そういった発散場所がないこともあります。

そこで、イライラした気持ちを子どもにぶつけてしまい、後で自己嫌悪に陥ってさらにイライラする…の悪循環を生んでしまいがちです。

もちろん、感情をそのまま子どもにぶつけるのはよくありません。

なぜかというと、イライラを言葉で表現するというのは、相手のためではなく、自分のための行動だからです。

相手に対して自分のイライラした理由を伝えるだけならいいのですが、自分の気持ちが収まるまでやり続けるので、多くの場合は冗長になってしまいます。

つまりくどくなってしまうのです。

職業柄クレーマー対応をする方ならわかると思いますが、基本的にクレームをいう方は、同じ話を何周もリピートします。

そのように同じ話を何回もされた側は、「自分が悪い」ではなく、「相手が怒りっぽい」と判断します。

特に子どもの場合は認知バイアスがかかりやすく、「自分が悪い」と認識すると負荷が強いので、相手のせいにしがちです。

したがって、感情にまかせてくどくどした説教をすることで、子どもは、「自分が悪い」ではなく「相手が怒りっぽい」と判断し、何の解決にもならないのです。

むしろ、それによって大人がイライラしやすくなり、悪循環を生みます。

とはいえ、感情を抑え込んで、冷静に相手を諭すような方法で育児をするというのができるかと言われたら、育児経験者なら絶対NOというはずです。

育児書や教育書の模範解答としては、それが正しいのかもしれませんが、非現実的だと思います。

世間では平然とやっているように見えますが、育児はものすごく大変なのです。

むしろ、そういった「模範解答」が世に出回っているせいで、若い親御さんほどそれができずにイライラしてしまうという悪い方向にことが進んでいないかと思ってしまいます。

そこで、「イライラを抑えて冷静に」ではなく、「イライラするのは当たり前なので、そのイライラを子どもにぶつけるときに、教育的に意味のある方法を用いる」ことにします。

そうすれば、イライラを表現することができるので、イライラを貯めこみすぎないで済みますし、教育的に意味のある方法をとることで、子どもの行動改善につながり、大人も自己嫌悪をする必要性がなくなると考えます。

対策1



まずは、少しピリピリした段階で自分のやってほしいことを伝え、様子をみます

突然イライラを爆発させるとよくないからです。

これは怒る相手のためでもありますが、実は一番は自分のためで、二つ理由があります。

一つ目の理由は、いきなり怒るというのは、スポーツで言ったら、準備運動をせずに突然本気で試合に臨むようなものだからです。

何事も肩慣らしが大事です。

怒るのも体力を使いますので、その準備をしておく必要があります。

もう一つの理由は、怒る前に自分のしてほしいことを先に伝えておくことができるからです。

本気でイライラした状態で説教すると、絶対にくどくなります。

ですので、そうなる前に先にイライラの原因を言っておくのです。

対策2



そのまま状況が全く変わらず、イライラが爆発しそうなのであれば、そのイライラを子どもにぶつけてしまうのも手です。

ただし、無計画な怒り方は後で自己嫌悪を生みます。

そこで、教育的に意味のある方法でイライラをぶつけ、イライラを発散させるとともに、あとで自己嫌悪に陥ることのないようにします。

そのためのルールは以下のようなものです。

・絶対に手を出さない

・イライラしている理由を説明しない

・3分以内で終わらせ、そのままその場から離れる

具体的には、「あーっ!」とか「もう!」と声を出して気持ちを表に出しつつ、自分がやっていることを放り出し相手が自分をイライラさせている理由となることを強引に中断させるなどの態度で怒りを表現します

ものにあたると、子どもが真似するのでやめておいた方がいいでしょう。

3分以上その場に残ると、イライラが増幅するのでその場からいなくなれるなら離れましょう。

別室でもいいし、なければトイレでもいいと思います。

もちろん、安全上の理由で離れにくい場合も多いと思うので、その場合は、その場に残るけど子どもの言葉は完全無視する方がいいと思います。

イメージとしては、学生時代に、あまりに言うことをきかない子どもがいる教室から先生がキレて職員室に帰っちゃう感じです。

あの方法に、いいイメージをもたれる方は少ないと思いますが、「その状況においての最善策」を考えると実は一番いい方法だと思います。

・相手に自分の感情をストレートに伝えられる。

・怒っている理由をグダグダ言わなくて済む。

・相手に手を出す(体罰になる)危険性が減る。

と実はいいことが多いからです。

ただし、自分がその場から去るので、その前に自分がイライラしている理由を伝えていることが必須です。

対策3



自分のイライラが収まったら、何事もなかったように戻りましょう

その場から離れられなかった場合は、子どもになんでもいいから話しかけましょう。

変な雰囲気になると思いますが、それでいいと思います。

子どもから何かしらのアクションがあれば、しめたものですし、何もなくても「まだまだ幼いな」と思って何もしないでいいと思います。

もし子どもに、何かしら変わってほしいと思っていても、今は何もしない方がいいと思います。

ようやくイライラを落ち着かせたばかりなのに、わざわざイライラするようなことをする必要はないです。

もし、子どもに成長してもらう機会を作るなら「特に何もないとき」がいいです。

前に書いたとおり、説教をして子どもがそれを受け取らないのは、大人がくどい話をするからもあるのですが、認知バイアスによる責任転嫁が無意識で起きてしまうからです。

認知バイアスは、自分の精神的ストレスを減らすために働くものです。

つまり、ストレスの少ないタイミング(=特に何もないとき)に子どもの成長機会を与える方が、認知バイアスの働きを抑えることができ、子どもが大人の思惑通りに考えてくれる可能性が高いからです。

まずは、イライラを貯めこまないで、適宜発散させるようにし、自分がイライラしているとき以外の特に何もないときに子どもの成長機会を設けるようにしましょう。

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2020/02/13 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「我慢ができない子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/10 (月)  カテゴリー: 自立・自律
順番を待つこと、健康のために必要なこと、ものを共有すること…

社会生活を営む上で、自分の充実した人生のために我慢しなければいけないことはたくさんあります。

子どものときから、そういったときに我慢するための忍耐力をつけるのは大切ですが、

なかなか我慢できない子どももいて、困っている方も多いかと思います。

今回は、「我慢ができない子ども」の悩みを解決していきましょう!

原因:大人よりも「今」に対する価値が高いから



原因編14

我慢というのは、我慢した後に自分にとって有益な状況になるから行うものです。

テーマパークで何十分も列に並ぶのを我慢できるのは、そのあとに楽しいアトラクションに乗れるからです。

これが、特に何の意味もなく、何十分も立っていろと言われてもやりませんよね。

我慢するというのは、する以上はその先に自分にとって有益な状況になれることがわかっています。

では、なぜ我慢ができない子どもは、この後自分にとって都合がよい状況になるとわかっているのに我慢ができないのでしょうか。

それは、子どもほど「未来」よりも「今」に対する価値を高く置いているからだと思います。

どういうことかというと、順番待ちの退屈さを30、アトラクションに乗る楽しさを50としましょう。

大人であれば、「今」の自分の喜びも「未来」の自分の喜びもほぼ同じ価値として考えますよね。

退屈さは嫌なことなのでマイナス、楽しさは嬉しいことなのでプラスとすると、-30+50=20で、答えがプラスになるので、我慢する意味があると考えられます。

子どもは、「今」に対する価値が高いので、「未来」に対して「今」は2倍の価値を置いているとしましょう。

すると、-30×2+50=-10で、答えがマイナスになるので、我慢する意味がないと考えられます。

これが「我慢できない」を生む原因です。

なぜ子どもが「未来」より「今」に価値を置くかについては、いろいろな考え方ができそうですが、わたしは生きた年数が関係していると思います。

大人は子どもに比べて生きた年数が長いですので、自分の人生に対して「あのときこうしたから、こうなることができた」といった過去と未来といった時間経過による評価を行うことができます。

一方子どもは、生きた年数が短いので、過去と未来といった時間経過による評価ができません。

したがって、「未来」よりも「今」に対する価値が高まるのではないかと思います。

対策:我慢を我慢だと思わせない



対策編14

対策の考え方



原因で述べたとおり、子どもは「今」を大事にします。

では、対策としては、「未来」の価値を高くするように仕向けたいですが、私個人の考えとしては、「未来」に価値を置きすぎるのもよくないかと思います。

未来志向は大事ですが、いきすぎると今を捨ててしまうことがあるのですよね。

労働問題とかがそうで、未来が不安だからたくさん働くわけですが、今の自分を大切にしないから、どこかでつぶれてしまう…。

中学校・高校の部活動なんかも大会で勝つ未来を重視しすぎて、大事なスポーツや文化を楽しむ心を失ってしまう…。

日本人の傾向として、未来を重視しすぎているのではないかと思うのです。

だから、今回打つ対策は、未来の価値を高めるのではなく、我慢する今の苦しみを減らすため、我慢を我慢以外のものとして考えるようにするという方針でいきたいのです。

対策1



我慢することを大きく分けると、「時間」「もの」「身体」に分けられると思います。

「時間」の我慢とは、前に挙げたような待ち時間の我慢などをいいます。

これは、「何もしない」というのが嫌だから我慢を強いられるので、待ち時間の間にできることをさせればいいのです。

最近は携帯ゲーム機をもっている子も増えてきたので、それでもいいし、列が動くなど周りに気を付けなければいけない場合は、しりとりをする・今見える景色の中で○○を探すゲームをする(ディズニーランドの隠れミッキー探しのような)・手遊びをする等の時間の使い方をするという手もあるでしょう。

ここで、大事なのは子どもが不自由さを感じないことです。

しりとりや手遊びなどは日常的に子どもがやっている遊びのはずなのに、こういった状況では、楽しめないことがあります。

それは、ほかにやることがなくて仕方なく、やっていることだからです。

だったら、待ち時間があることがあらかじめ予測できるときは、それを子どもに伝えておき、その時間をどのように使いたいかを事前に考えさせたり、一緒に考えることが大事です。

大人だって、仕事で新幹線に乗って出張に行くときに、2時間の乗車時間があるとわかっていたら、あらかじめそこでやる用の仕事を用意するなり、休憩時間と考えて見たいドラマを用意したり寝るための準備をしたりしますよね。

それと同じように、子どもにもあらかじめ待ち時間のあることを知っておいてもらい、どうすごすかを考えさせた方がよいと思います。

対策2



続いて、ものに関する我慢です。

人に何かを貸す、人に何かをあげるといった我慢の状況です。

これに関しては、「もの」ですので物欲が関係しています。

人は普遍的に物欲をもっていますが、子どもは自分でお金を稼げず自由にものを手に入れることができないです。

自由にものを手に入れることができない分、今自分がもっているものやこれから自分が何かを手に入れることができる権利について、大人以上に敏感になります

なおかつ、子どもは同年齢の集団社会を築くため、友達と比較しながら、自分が「もっている」・「もっていない」ということに関して、がめつくなってしまう傾向もあるでしょう。

また、「もの」は「時間」と違って、親の収入によって与えられる量が違ってくるので、かなり不平等です。

どれだけものを与えていても、子どもの身近に裕福でなんでも買い与えてもらっている子がいたら、それだけで物欲が強まる可能性もあります。

一方で、ものは時間と違って、物欲は金銭が関係する以上諦めやすいという面もあります。

何かやりたいことがあって、時間が足りないのであれば、夜更かしをするなりほかの時間を削るなりすればある程度は捻出できますが、ものはお金がない限りは手に入りません。

したがって、大人の場合はお金がなければものについてはある程度の諦めをつけることができます。

子どもはそういった金銭面については大人よりも疎いです。

ですので、ものを我慢させる方法としては、それほどお金がないことを認識させるのが実は一番良いのではないかと思います

親が贅沢品を買いすぎない(買ったとしてもそれは贅沢品ではなく仕事に必要なもの・生活必需品だと言い張る)、節約志向を心掛ける(節約ではなく「エコ」や「もったいない精神」でもいいですね)、必要以上に子どもにお小遣いをあげないなどを行うこと。

子どもが何かねだってきても「うち、そんなにお金ないわよ。」と一蹴すれば、わがままを言う隙がありません。

とはいえ、子どもの学習や教育に必要なもの・生活必需品や健康な生活に関するものは足りないことがないように買い与え、またある程度は子どもの望むものを計画的に買うことも大事です

対策3



最後は身体に関する我慢です。

簡単なものでは、冷たい水で手を洗う・寒いけど登校(園)のために外に出るといったことから、何かを上達させるために辛い練習を行うといったものまでいろいろあります。

この手の我慢には、手を洗う=病気にならないため、寒いけど外に出る=目的地に向かうため、辛い練習を行う=技を上達させるためといった明確な目的が存在します。

ですので、目的意識や決断力の強さが我慢できるかどうかにかかわってきます。

ただし、目的意識に関しては、子どもにとっては意識させにくいものです。

子どもの行動原理は、「○○のために(目的)~~をする」ではなく、「〇〇だから(理由)~~をする」といった具合に未来志向ではなく、現在志向です。

具体的に言うと、「学校に行くために玄関から出る」ではなく「お母さんに言われたから玄関を出る」・「いつもの時間だから玄関を出る」の方が強いと思います。

ですので、目的意識を強めることは大人にとっては有効化もしれませんが、子どもにとってはさほど有効ではないと思うのです。

どちらかと言うと、「決断力」を強める方が手っ取り早いと思います。

「手を洗わないと病気になるよ」→「手を洗わないとご飯は食べられないよ」の方が、ご飯を食べる・食べないがかかっているので、その決断に対する必要性が高まりますよね。

「練習を頑張れば強くなれるよ」→「練習を頑張れば〇〇に勝てるよ・○○になれるよ」の方が、具体性が高まり、より決断する必要性が上がります。

要は、子どもがなにかを行うときの決断力を高めるために、その背中を押す一声があるかどうかなのかと思います。

そして、その一声の積み重ねにより、自分が今決めようとしていることにより、どのような結果をもたらすか・どんな必要性によってそれを行うかを子どもが考える力をもたせることができると思います。

本来の人間的な正しい在り方は、「目的」のために「行動」があるべきだと思います。しかし、目的意識(未来志向)が弱い子ども時代に関しては、「行動」が先立ち、それを後押しするために必要性を高める言葉をかける…でよいかと思います。

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2020/02/10 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「落ち着きの少ない子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/08 (土)  カテゴリー: 態度や言葉
ADHD(注意欠陥多動性障害)という言葉が世に広く知られるようになり、自分の子もそうなのではないか?と疑う親も多くなったと思います。

こういった発達障害の有無にかかわらず、落ち着いて行動できない子を見ていると不安になることもあるでしょう。

今回は、「落ち着きのない子ども」の悩みを解決していこうと思います!

原因:大人と世界の見え方(聞こえ方)が違うから



原因編13

喫茶店に入ると、軽快なジャズのBGM、店員さんの声、お客さん同士の会話など、多くの音が聞こえてきます。

それでも、私たちは喫茶店に入り、同僚と会議の打ち合わせをしたり、ママ友と子どもの話をしたりできるのです。

これは、自分が聞きたい音だけを選択して、それ以外の音をシャットアウトする力をもっているからです。

視覚も同様で、職場の雑多なものに囲まれる中、パソコンの画面やプレゼンの資料だけに目を集中させることができます。

もちろん限界もあり、例えば勉強中に参考書を読むのに飽きてきたとき、近くに置いてあるスマホに目を奪われ、勉強を中断してしまうことだってあります

何かに注意を向けるということに関しては、大人が皆できるのが当たり前と思っていて、それでも実は人によってその能力に差があるのです。

子どもの場合はこの能力が未発達です。

また、当然個人差もあり、周りの子に比べて劣ることもあります。

何かに注意を向ける能力が少ないとどうなるかというと、自分が取り組むべきこと、気を付けなければいけないこと以外にも目や耳がいってしまいがちになります。

一部例外の方もいるかもしれませんが、人は基本的にマルチタスクができない生き物と言われています。

自分の取り組むべきこと、気を付けなければならないこと以外に注意が向くということは、自然と元やっていたことがおろそかになるということです。

これを連鎖的に起こしてしまうと、いわゆる「落ち着きのない」状態になってしまいます。

心理的に不安を抱えているなどの特別な場合を除いて、普段から落ち着きのない子というのは、そういった理由から落ち着いていられない状態になっているのです。

対策:最終的な成長の姿を目指し、その子の順序で頑張らせてそれを褒める



対策編13

対策1



まず、最初にこういった子どもは多くの場合、周りの子や大人とのトラブルが多くなりがちでしょう。

ここで問題になるのは、「大きな問題を起こすこと」と「低い評価を受けすぎて本人が嫌になること」です。

大きな問題とは、友達に大きなけがを負わせるもしくは、自分が大きな事故に遭うことです。

そうならないためには、大人がこの子の近くになるべくいる環境を作る必要があります。

家にいるときは親が入れますが、学校や園ではそうもいかないでしょう。

気になる場合はあらかじめ、先生に相談するとよいかと思います。

そして、低い評価とは、「いつも俺は怒られてばっかりだ」と思われることです。

学校や園で働く先生は、世の中にはさまざまな子どもがいて、どうしても落ち着きが少ない子どもがいることもわかっています。

しかし、それで迷惑をこうむる人が出てきてしまった場合は、気持ちを悪くした人のいる手前、叱責するほかありません。

また、その子は特別だからとしてしまうと、それこそ裏で何を言われるかわかりません。

ですので、叱ってもその子にとって意味が少なく、むしろ逆効果になる可能性があるとわかっていても、叱らざるを得ないこともあるようです(もちろん、ほかの子から不満が出ないように気を付けながら、そういった子への配慮をしてくださっているとも思います)。

学校や園が集団社会である以上、こればかりはどうしようにもありません。

ですので、家ではその分たくさん褒めまくるしかありません。

家族という受け皿を大事にすることは、どんな子にとっても大事なことですが、ここでもそれは言えることです。

対策2



さて、逆になんで落ち着きがないといけないのでしょうか?

落ち着きがないことをやたら悪いこととして取り上げられがちですが、その理由はなぜでしょう。

それは、社会の定めたその年齢の子のノルマに到達できないからだと思います。

例えば、小学校に入学するときには、きちんと椅子に座っていられること、返事ができること、皆で一緒に行動できることなどを社会的な(非明文化された)ノルマとして要求されます。

では、その理由はなぜでしょうか?

それは「そうであってくれないと、社会(=学校)がうまく回らないから」です。

「その子のため」ということは一切ありません。

たしかに、きちんと椅子に座れなければ勉強ができませんし、返事や皆と一緒に行動することができないと生活がしにくいでしょう。

でも、別にそれができなくとも、椅子に座れないのなら、その子に合わせた方法で勉強をさせればよいのです。返事や皆と行動することが苦手なら、その子だけ別で活動すればよいのです。

しかし、これは非現実的で、一教室一人の先生でそんなことはできません(二人、三人いたとしても、そういった子が増えてくれば対応しきれなくなるでしょう)。

つまり、その子は「その年齢におけるノルマ」を達成していないように思わせられますが、それは「社会的な都合」によるもので、「人間的な本当になすべき成長ができていない」わけではないのです。

教育や育児はよりよい人間を目指して行うものです。

その結果は基本的に「どんな大人になったか」を見て判断するものです。

本来子どもの成長過程の一部分を切り取って、行うものではないはずです。

話が長くなりましたが、まとめると、「落ち着きの少ない子」は「社会的な都合」によって、低い評価を受けていると思われがちですが、それは間違えで、最終的に立派な大人になれればよいので、現段階でどうであろうと、関係ないのです。

つまり、「まわりの子と全然違う育ち方をしてもまったく問題ない」はずです。

例えば、A、B、Cという学習事項があります。

一般的には、A→B→Cという順序で学ぶことだとしましょう。

しかし、落ち着きの少ない子は、一つずつ何かを行うことが苦手なので、Aを学びきる前にBへ、Bを学びきる前にCへいくかもしれません。

また、本来はもっと先々で学ぶ予定のDやEといったことに興味を向けるかもしれないし、周りに迷惑をかけるXやYという行動をする可能性もあります。

最終的には、一番興味を持ったのがCのことで、Aに5分、Bに5分、Cに30分、Dに3分、Eに2分、また周りの人間に迷惑をかけるXを10分、Yを5分したとしましょう。

こういったときに、社会的な都合によって育てられてきたわたしたちは、

「なんでAをやる時間なのに違うことをするの!」

「XやYみたいなことをして迷惑をかけるんじゃない!」

とその子を叱るでしょう。

でも、社会的な都合という前提をなくして考えた時、この子はA+B+C+D+E=45分の学びを行っているし、Cについては30分間も取り組んでいるのです。

他の子とは違うかもしれないけど、確かに大人に向けて必要な成長をしっかりと行っているのです。

これを褒めてあげることが大事なのではないかと思います。

また、A~Eを褒めることで、XやYという行動への価値が下がります。

落ち着きのない子は、原因で述べた通り、いろいろなことが目や耳に入るので、そちらに気を取られやすいです。

とはいえ、人間、何かに気を取られたとしても、自分の興味のないことをわざわざやろうとは思わないですよね。

気を取られてそれをやってしまうということは、気を取られたことに興味があるからやってしまうということです。

つまり、A~Eを褒めることで、相対的にXやYへの価値を下げるということは、XやYへの興味を減らし、今度それに気を取られたとしても、やる可能性を下げることができるということです。

したがって、

対策についての留意事項



以上、少し理屈っぽい話をメインにしてきました。

長々と理屈を話す理由は、そういった子と関わる大人が安心感をもって子どもと接する必要があると考えるからです。

「落ち着きのない=ものごとをきちんと考えられない」ではありません。

むしろ、「頭の切り替えが早すぎて社会的に困る場面がある」ととらえた方がよいと思います。

これは、頭を切り替えることが多い=周りの人間からの評価について考えるタイミングも人一番多いということですから、人一倍、大人の顔を見ているとも考えられます。

つまり、大人がその子を見て困った顔をしていたら、それが高確率でその子の心に届くということです。

どんなときでもそうですが、大人が広い心をもって子どもと接することが大事だと思います。

多分、落ち着きのない子への対応は長期的なものになると思います。

しかし、最終的に目指す姿を意識し、周りの子と違う順序や方法で学びをしていても問題ないという心で、褒めることを続けていけば、よくなるのではないのかと思います。

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2020/02/08 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「習い事(1年目)が嫌になってきた子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/07 (金)  カテゴリー: 自立・自律
子どもが自分からやりたいといって始めた習い事。はじめは楽しく行っていたけど、最近は嫌がる様子も増えてきた。

親としてどんな声をかければ、よいのか?今回は、始めてから1か月~1年ぐらいの場合をメインに考えつつ、「習い事が嫌になってきた子ども」の悩みを解決していきましょう!

原因:最初の手厚いフォローが減り、最初期と通常期の落差を感じたから



原因編12

最近は、英語やプログラミング学習など新しい習い事が増えて、習い事の選択肢がさらに広がりました。

テレビCMやチラシ広告を見ると、どれも楽しそうに習う子どもや、達成感を喜ぶ子どもの姿が見られますね。

学校等でも、子ども同士でいろいろな習い事の話題をきくことができるので、皆様のお子さんも何かやってみたいという気持ちになったのではないでしょうか?

学校と習い事の大きな違いは、自分で内容を選べること…もあるのですが、もう一点。

営利目的かそうでないかの違いです。

私立学校・園に行っている場合でも、一度入学(園)してしまえば基本的に大きな問題がない限りは卒業(園)まで続けますので、営業色は少なめです。

しかし、習い事は途中で辞めることが多いにあります。

あまりにすぐ辞める子ばかりだと、習い事への評判が下がってしまうので、すぐに辞めないように工夫をしています

高めの入会金を設定し、すぐに辞めると損するようにしたり、支払いを毎月ではなく、年間一括にすると安くなる設定にして一年間は続けるように仕向けたり、最初の〇か月は無料といったキャンペーンを打ったりするのです。

そしてそれは子ども相手でも同じです。

習いたては特にわからないことだらけですので、優しく丁寧に教えます。

教材も最初の方の方が整っていたり魅力的だったりします。

しかし、進めば進むほど、そういった手厚さがなくなってきます。

この状況を、「周りの子と同じ土俵に立てるようになった」と考え、特に苦としない場合も多いですが、「はじめは楽しかったのに、最近は楽しくなくなってきた」と考え、待遇の落差に残念がり、辞めたいと思う場合も出てきます。

これが、習い事を始めて1か月~1年ぐらいの子にとっての難関なのではないかと思います。

まだ実力に関してはぜんぜん伸びしろがあり、本人の力も伸びてはいるけど、辞めたいといっている場合はこのパターンかもしれません。

対策:目標の明確化+達成感による継続を狙う



対策編12

対策1



では、逆に習い事を長く続けられている子は、どうして続けられているのでしょう?

「その習い事の内容自体が好き・得意だから」「目標をもっているから」「大会でいい成績を修めて表彰されたいから」などあると思います。

今回の問題点は、最初期と通常期の落差で辞めたいと思っていることです。

つまり、実力自体はまだまだこれからつけるところですので、大会に出るとか入賞するというのは、かなり先の話ですのでモチベーションにはなりにくいでしょう。

また、習っている内容自体を楽しいと思えるかどうかに関しては、現状ではまだわかりません。

習い事に入るときは、テレビCMやチラシに映る子どもの輝いている姿や、学校や園できく習い事への理想・妄想をもって入っており、「楽しそう」とは思っています。

そして、習い事をはじめ、最初のフォローの手厚さやはじめて出会う教材の面白さに対して「楽しい」とは思っています。

しかし、この「楽しい」というのは、「親切に教えてもらうこと」「初めて出会う教材」「新しい体や頭の使い方をしたこと」に対してであり、実は習っている内容自体を楽しいと思っているとは言えないのです。

本当に習い事の内容自体を楽しいと思うかどうかはもう少し先の話です。

となると「目標を達成したいから」を次のモチベーションにするのがよさそうですね。

級があるタイプの習い事は、〇級を目指すという目標を立てられそうです。

級がないタイプの習い事は、その習い事によりますが、例えばサッカーなら試合の中で仲間にパスをする、PKでゴールまでバウンドせずに蹴られるようにする。など具体的な目標のほうがよいでしょう。

その子の実力がまだ未知数ですので、1~3か月程度でできそうな目標がいいと思います。

対策2



目標設定をしたら、その習い事に対してさぼらないように、きちんと集合時間までにいき、最後までやりきって帰るというのを習慣づけます(体調不良・天候不良等のぞく)。

本人は多少嫌がるかもしれませんが、「続けていること」自体がその次も行こうとするモチベーションになるのです。

習い事への送り迎えの時間を徹底(〇時〇分の電車に乗ると決める等)するといった方法で、お子さんの背中を押していきましょう。

ここでも、目標の話をして、それに向かって鼓舞するとよいと思います。

とにかく、一つ目の目標まで到達させることが大事です。

対策3



一つ目の目標に達するまで続けられたら、まずはそれをよく褒めましょう

そのあとですが、思い切って子どもに、「この前習い事を辞めたいって言ってたけど、今はどう思ってる?」ときいていいと思います。

ここで子どもが習い事をやっぱり辞めたいというのであれば、それは辞めさせてもいいのではないかと思います。

ここまでの間に、「目標に到達する達成感」とともに、「その習い事自体の楽しさ」に触れる機会もたくさんあったはずです。

楽しさに触れながらも、その魅力が自分には合わないようなら、ほかの習い事に変えてもよいかと思います。

ここでやめるようであれば、一つの目標は達成しているので、さぼりっぽい・飽きやすいという自己評価にはならないので、次に進みやすいはずです。

ただ、先に書いた通り、子どもは目標を達成するまでに「その習い事自体の楽しさ」に触れ、なおかつ「目標を達成した」ばかりの高揚感を感じています

つまり、ここが一番「やっぱり習い事を続けたい」と言う可能性が高いタイミングというわけです。

このターニングポイントをしっかりと有効活用することを目指して頑張ってみるといいでしょう。

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2020/02/07 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「うそをつく子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/06 (木)  カテゴリー: 態度や言葉
子どもがけろっとした顔で嘘をついていると、大丈夫かと不安になることがありますよね。

なんで子どもが嘘をついてしまうのか、それを防止するにはどうすればいいのか…?

今回は、「うそをつく子ども」の悩みを解決していきましょう!

原因:自分が嘘をついていると思っていないから



原因編11

「嘘をつくのはよくないでしょ。」と言ったら、子どもはすぐに「うん。」と言うでしょう。

これは道徳的な概念を教えてはいるのですが、行動をただすうえではあまり効果を発揮していません。

なぜなら、本人の中では嘘をついているという感覚がないからです。

人は自分にとって不利な状況になった際に、「防衛機制」というものが働きます。

防衛機制とは、自分を守るために行うもので、否認・抑圧・代償・合理化・昇華・同一視・退行…等さまざまあります。

これは、無意識で行われる自分の心を守るためのもので、自分を責めすぎて心を病まないよう、不安な感情をなくして正常にものを判断するために必要な人間の大事な機能です。

嘘をつくという行為は、この防衛機制に基づくものです。

嘘をつくという行為自体は、小さいころから、してはいけないもの=するのは悪者・弱者ということをインプットしています。

つまり、自分を嘘つきだと思うこと自体も、自分を悪者・弱者と認めることになるので、防衛機制の対象となります

ですので、自分にとって都合の悪いことによって責められることを、嘘をつくという防衛機制によって回避し、さらに自分が嘘つきだという風に思いたくないので、それは嘘ではない=真実と思い込むように防衛機制が働きます。

これによって、自分が嘘をついていることを認識できず、嘘を続けてしまうのです。

対策:子どもが嘘をつく状況をつくらない(自分が不利な状況だと思わせない)



対策編11

対策1



対策としては、簡単に言うと、防衛機制を働かせないように子どもと話をすることです。

原因でも書いた通り、防衛機制は自分を守るためのものです。

自分にとって不利な状況だと思うことによって、それを行います。

だったら、子どもにとってこの状況が不利ではないと思わせることが大事です。

例えば、子どもが家で遊んでいるときにふざけて、置物を落として割ってしまったとしましょう。

ここで、「なんでふざけていたの!?」といったように声を荒げて叱りつけながら質問しても、嘘の言い訳しか返ってきません。

ですので、「けがはない?」とか「破片が飛んでいるかもしれないから、動かないでね。」などのようにやさしく話しかけましょう。

内心としては、子どもがふざけていて割ったことがわかっていても、あえてそれを表に出さないようにします。

子どもは親の心情を読んできますので、悟られないように、心配する気持ちを前に出すようにしていきましょう。

子どもに気遣う言葉をかけて、子どもにとって完全に不利ではない状況を作ります。

続いて、

「置物が落ちるのを見ていた?」

「落ちる前に何かぶつかっていた?」

「落ちたときに何をしていたの?」

「どうして、ここで遊んでいたの?」

といった感じに、遠回りに本人がしてしまったことを話させます。

気を付けたいのは、感情的にならないこと&本人の特性ではなく行動に問題を焦点化することです。

対策2



次に気を付けたいのは、話の落としどころを本人の特性的行動全般に持ち込まないことです。

本人の特性的行動全般とは、「けんかをする」「ふざける」「うそをつく」などです。

ここに落とし込まれると、子どもとしてはどうしようにもないのです。

「けんかをしない」と約束しても、結局は約束を破ってしまうだろう…

「ふざけるな」と言われても、楽しくなっちゃうとふざけてしまうだろう…

子どもは同じ過ちをきっと繰り返すことをなんとなくわかっています(そして、だいたいその通りに同じ過ちを繰り返します)。

だから、同じ状況になったときに、また同じように叱られると思って防衛機制を働かせるのです(ある意味で学習性)。何度も叱られていくうちに、どんどん嘘が多くなり、言い訳が増えるのはこういった理由です。

ならば、落としどころを本人の行動抑制にすることです。

「廊下で両手を広げながら飛行機のように走り回ると、物にあたるかもしれないからしない。」

このぐらい具体的にしましょう。

こうすれば、子どもは自分のふざけやすい性格ではなく、行動面に目がいくので、じゃあ次はそうしないようにしようと思えるし、また何かの過ちを行っても、そのときはその時の原因を一緒に考えていくことができるでしょう。

正直なところ、「けんかをする」「ふざける」「うそをつく」などの特性的行動全般を落としどころにするのは大人サイドにとっては、わりと有効ではあります。

というのも、自分の想定外の行動をとる者に対して、その理由を明白にしたいという思いから、本人の特性を割り当て、自分で納得するために、特性的行動全般を落としどころにするからです(認知バイアスの「帰属の誤り」に近いかと思います)。

大人の心の余裕がないとなかなか難しい対策法ですが、人を咎めるときこそ、きちんと心に余裕をもって冷静に話ができるといいと思います。

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2020/02/06 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「片づけをしない子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/05 (水)  カテゴリー: 自立・自律
出した漫画やおもちゃをなかなかしまわない、片づけない子がいます。

その気になれば3分もあれば終わるような片づけでも面倒くさがる…

そんな「片づけをしない子ども」の悩みを解決していきましょう!

原因:片付いている状態=居心地のよい状態になっていない



原因編8

子どもに限らず大人でも片づけのできない人っていますよね。

片付けのできない理由はさまざまあると思います。

片付いていない環境がダメな人はすぐにでも掃除をするなり業者に頼むなりしますよね。

しかし、いわゆるゴミ屋敷状態であろうと、住める人は住めてしまうのです。

そういった状態を居心地がよいとまではいかなくても、居心地が悪いとは感じていないのかもしれません。

逆にものが雑多に存在する方が居心地が良いと感じる場合もあります。

また、その場所に対する自分の関心度も違います

賃貸で数年後には引っ越す予定の場所と、持ち家で一生暮らす予定の場所とでは思い入れが違いますよね。

子どもも同じです。遊び場所をただの間借りスペースと思うか、自分の場所と感じるか、親の場所と感じるかはまた違います。

関心度が低ければ、その場所への扱いも適当=片づけない可能性が高いになりますし、

関心度が高ければ、その場所への扱いは丁重=片づける可能性が高いとなります。

その場所に対する自分の考えと、自分にとっての居心地のよい場所の考えが人によって違うことが片づけられない原因です。

対策:片付いている必要性を本人の納得する形で落とし込むか散らからない状況を作る



対策編8

対策1



では、逆に片づける理由って何でしょう?

「みんなが使う場所をみんなで使いやすくするために」

「ごみをそのままにしていると虫が来たり、悪臭がしたりして不衛生」

「片付いている方が心地よい」

などが一般的な理由でしょうか?

しかし、これって子どもは納得しているでしょうか?

「みんなで使う場所」→自分も使うのだから自分が使いやすいなら大丈夫(子どもの自己中心性より)

「ごみをそのままにしていると」→虫・悪臭が気にならない、今はそうでないから大丈夫

「片付いている方が」→ものがある程度ある方が落ち着く

というように思っている子もいると思います。

しかも、片づけや掃除というのは園や学校で強制され、わりと面倒なものというインプットもされているので、前向きになりにくいです。

そこで、片付いている方がその子にとってメリットになる方向にもっていくのはいかがでしょう?

例えば、男の子のおもちゃをおもちゃ箱にただ入れるだけ=片づけにしている場合、親にとっての片づけは「おもちゃがもとあるべき場所に戻される」ということなのですが、男の子にとっての片づけは「おもちゃが部屋の中で並んでいるかおもちゃ箱の中で散らばっているか」ということになり、むしろおもちゃ箱にしまう方がごちゃごちゃ感が増していることになります。

そこで、片付いている状態が男の子にとっての魅力であるように、おもちゃ箱にしまうのではなく、例えば立てて並べる場所を設けて、そこに整列させる風にするのはいかがでしょうか?

整列のさせ方を工夫して〇〇シリーズはここ、〇〇シリーズはここ…というようにしたり、色別で分けたりするのもありだと思います。フィギュアのジオラマ的な感じをイメージしていただけるといいかと思います。

女の子であれば、お人形をしまうときに同じようなことができると思います。

そのような片づけ方だと、逆に面倒くさいように思えますが、片づけとして並べるのではなく、遊びとして並べることで、前向きにできるのではないかと思います。

気を付けていただきたいのは、「あまり細かく指示を出さないこと」と、「片づける場所にはある程度ゆとりをもたせる」ことです。

親が片づけの指示を細かく出していたら、子どもも嫌になります。

「ここは、〇〇のお部屋(片づけ場所としての意味のお部屋)だから、〇〇がこの中に住んでいると思って、自分で並べていいよ。」

といった感じに話すといいでしょう。

子どもが乗りやすいように、命令文→許可文にし、片づけというフレーズを使わないなどの工夫ができますね。

また、自分で並べていいよという以上は、ある程度の自由度がある方がいいです(また、今後おもちゃが増えた時に片づけ場所を増設するのも面倒…)ので、ゆとりのあるスペースにしておきましょう。

対策2



対策1では、おもちゃを中心に考えました。

絵本や漫画ならどうでしょうか?

絵本や漫画といった本のたぐいは、並べる=背表紙が並ぶのが一般的ですよね。

大人にとっては、背表紙が並んでいてくれた方が、見分けがつきやすく、順番がわかるので、ありがたいですが、子どもにとってはどうでしょうか?

同じシリーズの作品、同じ作者の作品…なんていちいち気にしていないと思います。

どちらかというと、すごい好きかまあまあ好きかくらいじゃないでしょうか?

ならば、それに合わせて片づけた方がよいでしょう。

まあまあ好きな本は背表紙を手前にして普通に片づけます。

そして、すごい好きな本は、よく読む本なので、手前に置きます。

この時に場所に余裕があれば、背表紙ではなく、表紙を手前にして、本屋さんのおすすめ本コーナーのようにしてもいいかもしれません。

おもちゃと違い、本が散らかる原因は、背表紙だけでは情報が少なく、自分が今日読みたい本を探すときにあれこれ引っ張り出しているからです。

表紙を手前に向ければ、その手間がなく、本を散らかす原因がなくなるので、そもそも片づけをする必要が生じません

もちろん、子どもの本の読み方次第では、うまくいかないこともあるかもしれませんが、そもそも片づけをする必要性がない状態を作り出すことも一つの対策になると思います。

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2020/02/05 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「甘えすぎている子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/04 (火)  カテゴリー: 自立・自律
甘えん坊な我が子がこのまま成長しても、自立できるか心配…という方も多いと思います。

何が甘えで、どこまで甘えさせていいのかをはっきりさせて、

「甘えすぎている子ども」の悩みを解決しましょう!

原因:与えられる環境を普通だと思っているから



原因編7

人間は先に嬉しいことがあったあとに嫌なことがあるとより嫌なことを強く感じ、先に嫌なことがあったあとに嬉しいことがあるとより嬉しいことを強く感じます

同じように、今まで許されたことが後から許されなくなることに対して強い不満を感じます

しかし、最初からそれを許していない場合は、それに対して不満を感じることはあっても、そこまで強くはなりません。

今までの状況に甘えてしまうものなのです。

特に子供の場合は、自分の力で状況を変化させる力をもっていません。ですので、今与えられた好条件の状況を不利な状況にしないためにも意地になって、それを維持します

しかしながら、年齢を重ねるにつれて、子供は自分のやるべきことが増えてきます。

このことに対して自分が成長したから最もだと納得することもあれば、不利な状況になってしまったので、元の状況に戻そうとわがままを言う場合もあるわけです。

そういった今までの状況に甘えるためのわがままもあります。

対策:与えるかどうかについて見極めと計画を立て、状況変化に納得できるようにする



対策編7

対策1



まず大前提として、最初から甘えさせ過ぎないことが大事です。

子供が大人に甘えること自体は悪くはないです。むしろ本能的なものなので、それを阻害するのはよくないでしょう。

しかし甘えさせすぎもよくありません。

先に述べた通り、甘えさせすぎた状態から元に戻すのはものすごく骨のいることです。

また、子供が甘える度合いが高まっているのが通常の状態だと子供に認識させられてしまうと、現状キープさえもが子供にとってものすごいストレスになる可能性もあります(ギャンブルに依存する人が途端にギャンブルをやめられないような感じ)。

まずは現状キープを目指します。

どうしても今まで余させすぎていてそれが難しい場合は、甘えの内容を身体的接触による甘え(一緒に遊ぶ・一緒におしゃべりをするなど)に転換させましょう。

時間的甘え(遊び時間を増やす・就寝時間を遅らせる)や物的甘え(ものを買い与える)は控えたほうがいいです。

対策2



今後、子どもの甘えすぎを避けるには、何かを与えるときに計画性をもたせることです。

また、将来への見通しを立てることも大事でしょう。

原因で書いた通り、子どもは成長とともにやるべきことが増えてきます。

それを納得できないと、現状維持を図るために甘えてくることもあります。

子どもの生活が大きく変化するのは、多くの場合は4月の新学年の時期です。

ですので、1月~3月ぐらいの時期に将来性を見通すための種まきをしておくとよいでしょう。

「〇年生になったら、~~~ね。」というように話しておくのです。

子どもがあまり前向きにとらえていないようなら、少しだけ自由を与えるといいでしょう。

例えば、

・塾の勉強時間が増える→その分就寝時間を1時間後ろにずらす

・習い事でクラスが変わると、時間が変わるので見たいアニメが見られなくなる→アニメを録画して、それを見る時間を設ける

などの配慮を行う必要があるでしょう。

そのように、何かをしなければならない・何かをしてもよいといった自由と責任のバランスを子どものうちから意識できるようにするといいかと思います。

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2020/02/04 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「勉強・宿題をしたがらない子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/03 (月)  カテゴリー: 勉強・宿題
何度言っても勉強や宿題を始めない、進めないといった子どももいます。

やらないと周りに追い付かなくなってしまうと不安にある方もたくさんいると思います。

今回は、そんな「勉強・宿題をしたがらない子ども」の悩みを解決していきましょう!

原因:勉強=面倒くさいものがインプットされている



原因編6

勉強へのハードルを勝手に上げてしまっていることが主な原因です。

「勝手に」と言っても原因は大人です。

勉強は多くの場合は集団で行います。

集団で行うとなると、進行の便宜を図るため同じ問題をとかせ、同じプリントを行わせます。

しかし、子ども達の学力は一人ひとり違います。

何の苦労もせず終える子もいれば、まったく歯が立たない子がいるのも当然ですよね。

しかし、親はその状況を見ると、取り残されてはいけないと必死にくらい付かせます。

結果、本人のレベルに見合っていない内容をさせられるので、勉強はすごく面倒でハードなものとなり、やりたくなくなるのです

対策:勉強を時間で区切るようにし、内容も本人のレベルに合わせる



対策編6

対策1



そもそも大人は時間で仕事を切り上げているのに、子どもが勉強した内容量で終わりを決めるのはおかしいですよね。

わたしは、どうしても勉強が苦手な子どもに対しては、子どもの勉強も時間で区切っていいと思います。

それが仮に宿題でも無理に全部終わらせる必要はないと思います。

30分やって、それでも終わらなければ、プリントに一筆「ここまでしかできませんでした」と親の字を入れて出していいと思います。

ただし、これで終わらせたら、結局勉強が面倒なものという見方は変わらないですよね。

なので、本人のレベルにあった問題を別に用意してやらせるほうがいいです

子どもとしても、宿題を解ききれていないので、その分を別の何かを行うことに関しては、文句は言えないはずです。

また、あらかじめ学校の先生にそのことを伝えておくと、理解をしてくれる可能性もあります(ただし、丸付けや問題選びは親がやりましょう)。

子どもが自分でもすらすら解ける問題を解くことで自身になりますし、学校で学習しているところと、似ている系統の問題を解くことで、学校の勉強でも役立たせることができるでしょう。

大事なのは、勉強が嫌いになるまでやらせない。

本人のレベルにあったことをやることです


対策2



これの方法を続けていると、子どもから、「ここまでなら自分でできそう」というラインを提案してくると思います。

それを受け入れましょう。
また、それを子どもが言ってきたら、あまり勉強している様子をじろじろ見ないほうがいいです。

そうやって、勉強は自分のペースで進めていくものという意識をもたせていくことで、勉強の面倒くささをなくしていきます。

もちろん、子どもが提案する勉強量は本人の力量と比べると過少申告になると思います

でも、今は勉強を面倒なものと感じさせないことの方が優先なので、それを受け入れたほうがいいでしょう

対策3



自分で勉強のペースができるようになってきたら、その様子を褒めましょう。

世間一般から見たら普通のことでも、その子にとっては、今まで強制されないとやらなかったことを自分で始めているので相当な進歩です。

その結果が出ようが出まいが、その過程を褒めていきましょう。

また、テストなどがあった場合、「あら、わたしが見ていないでも自分の力でこれだけやれるのね」といって点数に関係なく褒めてあげましょう

誰かに勉強を強制されてとった80点より自分の力でとった40点の方が価値が高いです

こういった経験を積むことで、勉強嫌いを克服していけるといいと思います。

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2020/02/03 | Comment (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「言葉遣いが悪い子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/02 (日)  カテゴリー: 態度や言葉
もっと優しく言えばいいのに、なぜか人が好まない言葉遣いをする、悪口を言う…

といった子どもには、本能的にそうしてしまう理由があります。

今回は、「言葉遣いが悪い子ども」の悩みを解決していきましょう!

原因:承認欲求を満たすため自分の価値を高めたいから



原因編5

人間は、集団社会の中で、より自分がそこのメンバーとして認められることを欲します。

承認欲求というやつです。

大人にも承認欲求があるように、子どもにも当然承認欲求があります。

では、集団内でより自分が認められるにはどうするでしょう?方法は二つあります。

一つ目は自分がよりその集団内で必要な存在であるということを評価してもらうこと。

二つ目は自分以外のメンバーの評価を落とし相対的に自分の評価を高めること
です。

この二つのうち、簡単なのはどちらでしょう?圧倒的に二つ目の方法です。

人間は、「安全」「簡単」「効果の大きい」ことをします。

自分以外の評価を落とすことは、場合によっては自分の評価を落とす可能性があるので、実際はリスクを伴うため、安全とはいえません。

しかし、人間は簡単なほう=二つ目の方法を選びたいのです。

ここで認知バイアスが働き、本気で他人は自分よりも劣る存在だと思い込みます。

他人は自分より劣る存在ということに疑いがなければ、これを指摘することは嘘ではないので、リスクと考えられなくなりますよね。

ですので、結果的には多くの場合で二つ目の方法をとるのです。

では、子ども集団で、誰かの評価を下げる方法と言うのは何があるでしょう?それが悪口です。

誰かのいやなことを言ってその人の価値を下げることができます。

また、誰かを挑発するような言葉でその人を怒らせれば、その程度で怒るような人・手を出してくる人という評価を下せるので、価値を下げられます。

そうした理由から、悪口をいうのです。

対策:優劣ではなく、個性を大事にするようにさせる



対策編5

対策1



まずは、悪口を言っても相手に対して優位になることができないし、むしろ自分の立場が悪くなることを認識させます。

つまり、口の悪い人の評価を思い切り下げるようにします。

別に丁寧な言葉遣いを強制するのではないですので、例えばテレビでニュースを流しているタイミングで口の悪いコメンテーターがいたら、「言っていることは悪くないけど、乱暴な言い方をしたら誰も聞かないのに…嫌ねぇ。」と言ってみるとか、そんな感じでいいです。

ただし、子どもの中で悪いことを若干個性として肯定的に感じている場合は、「オオカミ少年」のように悪=孤立イメージを持たせるといいでしょう。

アニメにしろドラマにしろ、=正義と敵対するものとして描かれるので、わりといい立ち位置をもらえてしまいます。

そのイメージをもっていると、悪というものも一つの個性としてあり…になってしまい、「○○は悪いこと」と叱っても意味がなくなってしまいます。

ですので、これもニュース番組で悪者が逮捕されるニュースが流れたときなどに「現実の悪い人はああやって、誰も知らないところで捕まって、誰も知らないところで一人寂しく反省するのね。」のように、悪いことをすると誰も構ってくれなくなるというイメージを持たせたほうがよいでしょう。

要は、悪口を言う=評価を下げ誰も相手をしてくれないといったイメージをもたせればよいでしょう。

対策2



悪口で優劣をつけたり、相手を測ろうとする根本的な原因は、「自分の自信がないから」もしくは「何にでも相手より勝っていたいから」です。

前者の場合は、一つでもいいので、その子にとって、自信になるような個性を植えつけて上げましょう。

元気がいい、足が速い、いろいろ知っている…などでもいいですし、服のセンスがいい、ゲームがうまい、着替えが早い…などの普段はあまり評価されにくいことから探してもいいです。

どうしても見つからない場合は、その子の短所と思われる部分を長所として価値付けます

のろのろしている→落ち着いている・慎重だ、じっとしない→行動力がいい・いろいろなことに興味が深い…などです。

どんな内容であれ、自分に自信があれば他人と優劣をつけなくても安心して関わることができます。

後者の場合は、何でも勝つことよりも、本当に勝ちたいことにだけ勝つことの重要性を認識させましょう。

勝つこと自体が自分の個性のようになってしまうと、今後の人生とても生きにくいです。

ただ、折角の勝ちたいというポテンシャルを除くのはその子のためにもなりません。

その子がスポーツなどをやっていて、それを特にがんばっている場合には、そのスポーツ以外の勝敗にこだわっているときに、「○○君は、(スポーツ名)と、(スポーツ以外のこと)のどっちで負けたときの方が悔しい?(スポーツ名)以外のことの勝ちにこだわってる間に、(スポーツ名)の練習をしっかりやっている人に追い抜かされちゃうよ?本当にがんばりたいことがあるなら、それ以外の勝ちは譲って、自分が本当に勝ちたいことをがんばったほうがいいんじゃない?」という感じに言うのもいいでしょう。

特にスポーツなどをやっていない場合には、何か新しいことをはじめてもいいかもしれません。

勝ちたいというポテンシャルを生かし、それを通じて成長できることもあります

ただし、一つの勝ちにこだわりすぎると、本当にそれ以外のことをまったくやらない場合も出てきます。

その場合はには、文武両道のスポーツ選手などを引き合いに出して、本当に道を極めている人は、何にでも関心が深いというのを意識付けさせていきましょう。

対策3



自分の個性に自信をもてるようになったら、あとは他の人の個性も尊重できるようにすることを目指します。

子どもにとっては、「みんなを大切に」と言っても、正直意味が分からないでしょう。

「友達のいいところを、自分のいいところとあわせれば、きっともっとよくなるよ。」
といった言葉をかけ、他者から学ぶことのよさを認識させましょう。

と、これでもまだハードルが高いので、さらに具体的に、例えば、鬼ごっこをしているときに、「ほら、○○ちゃんって曲がるときに右に行くか左に行くかわかりにくいから、ぜんぜん捕まらないんだよ。」と相手のいいところを子どもにアドバイスとして与えます。

そうすれば、子どもはその子の様子を見ますし、真似しようとしますよね。

子どもは他人のいいところを学べるほど思考力が身についていません。

もちろんそれを行うための力もゆくゆくは身につけていって欲しいですが、最初の段階では、大人が他人のいいところを思いっきり分かりやすくいっていいでしょう。

そして、それを真似できた子どもには、「よく○○ちゃんの動きを見てたね。」とあたかも自分でそう考えてやったかのように言ってあげましょう

そういった経験が、「友達のいいところを、自分のいいところとあわせれば、きっともっとよくなるよ。」の言葉通りにさせ、最終的には他人の個性を尊重することにつながります。

ここまでくれば悪口を言うよりも、他人を褒めるほうにシフトしていけるかもしれません。

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