【会話チャート式】子どもの個性を生かした育児の悩み解決幼児・小学生のお子さんに関する育児・子育ての悩みを解決する具体的な方法を紹介!解決の道筋をイメージしやすいように、大人と子供の会話チャート形式にしてまとめました。どなたでも実践できる育児・子育てノウハウです! 

「ごめんなさいが言えない子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/01/30 (木)  カテゴリー: 態度や言葉
子どもの生活はトラブルがあるのが普通です。

トラブルの中で「ごめんなさい」を言えるようになることで、良好な人間関係を築けるようになりますが、なかなか言えない子もいます。

今回は、「『ごめんなさい』が言えない子ども」の悩みを解決していきましょう!

原因:子どもは相手の立場に立ってものごとを考える力が未熟だから



原因編2

子どもの特性の一つに「自己中心性」というのがあります。

大人が自己中心的だと、まわりから非難されてしまいますが、子どもの自己中心性というのは、大人と違って、そもそも他人の立場になってものごとを考えることが苦手だから、それによって生じることが原因となります。

これを象徴する有名な実験に「三つ山課題」というものがあります。

これは、模型の3つの山を設置し、見る方向によって見え方が違う状態を作り、それを二人の子どもに別々の角度から見させるというものです。

二人は別の角度から見ているので、景色は違って見えますが、子どもは、別の子も同じ景色が見えていると回答してしまいます。

つまり、小さい子どもはそもそも相手の立場にたってものごとを考える能力が育っていないというわけです。

相手の立場に立つことができない=自分がなぜ「ごめんなさい」を言わなければならないかわからないので、ごめんなさいが言えないのです。

対策:「ごめんなさい」が納得して言えるような言葉かけをする



対策編2

対策の立て方



理由を問わず、もしも誰かに危害・迷惑をかけた場合は「ごめんなさい」ということが大事です

良好な人間関係を築く上では、欠かせない言葉だと思います。

しかし、相手の立場にたつのが苦手な子どもにとっては、「なぜ自分が謝らなければならないのだろう?」という思いが強くなります。

ここで、いくら相手がこう思っているから、とか、あなたのしたことでこんな悪い状況を作ってしまったからと言っても、まだ理解できないでしょう。

子どもといえど、納得できないことには不快感を示すもの

そこで、まずはごめんなさいに対する認識を改めることで、納得してごめんなさいがいえるようにしていく方法をとることにします。

対策1A



一つ目の対策としては、「ごめんなさい」=「悪い子がするもの」というイメージを作らないことです。

「ごめんなさい」を言うのは悪いことをしたときという思い込みが強いと、謝ったら自分は悪い人だと認めたことになります。

子どもとしては、相手の立場に立つのが難しい以上、自分に非があることが理解できず、「ごめんなさい」を強制されるのは、自分は悪い人だと言わされているだけになってしまうので、ハードルが高くなってしまいます。

「ごめんなさい」=「相手に不便・迷惑をかけたとき」くらいのイメージをもたせるようにするといいと思います。

例えば、親がレジで一万円札を出すときに、「ごめんなさい、大きいのしかないのでこちらで。」といえば、子どもはなぜ、お金を払っているのに「ごめんなさい。」といっているのかと疑問に思うでしょう。

そういうときに、「大きいお金を出すと、レジの人がたくさんおつりを用意しなくて大変でしょう。

レジの人に迷惑をかけちゃったなと思ったから、ごめんなさいといったのよ。」とつけくわえれば、「ごめんなさい。」へのハードルは低くなります。

★そのほかの日常生活でできること★

・エレベーターで、扉の開閉を待ってもらったときに「ごめんなさい」という。

・道でものを拾ってもらったとき、「ごめんなさい」という。

対策1B



二つ目の対策としては、「ごめんなさい」=謝罪ではなく、「ありがとう」=お礼の言葉と同義として認識させる方法です。

先に述べたとおり、子どもが分けも分からず謝罪するのは、意味も分からず自分を悪い子と認めるようなものなので、前向きになれません。

そこで、「ごめんなさい」に付加価値をつけていきます。

例えば家庭内でも、調味料をとってもらう、ごみをまとめておいてもらう、身支度が終わるのをまっていてもらうなどしたときに、「ごめんごめん、ありがとね」というように夫婦で心がければ、その「ごめん」というのは、ごく日常的な言葉であり、お礼の言葉とほぼ同じようにつかえると理解できます。

対策2


とはいえ、「ごめんなさい」に対する認識を変え、言えるようになったとしても、真の意味で問題を解決したことにはなりません。


気をつけていただきたいのは、本人は理解できないかもしれないけれども、相手はこう思っているというのをきちんと話すことはしたほうがよいです。

あくまでも、今は相手の気持ちを考えるのが苦手だから、その補助として「ごめんなさい」の価値を見直しただけで、最終的には相手の気持ちを考えることが必要な能力であるのは間違いありません。

対策についての備考



すぐに「ごめんなさい」と言うと、言葉の重みを理解できないのではないか?

というご批判をいただきそうですので、それについて触れようと思います。

確かに、なんでもかんでも「ごめんなさい」と言っておけばよいということは間違っていると思います。

そうならないためには、「ごめんなさい」と言っても許されないという経験を積み、「今後、相手を悲しませないためにはどうすればよいのか?」や「ごめんなさいを言うよりもほかにできる行動がほかにないのか?」についてきちんと考える機会が必要ですよね。

しかし、その機会は、今まで「ごめんなさい」をまともに言えなかった人にも、きちんと「ごめんなさい」を言ってきた人にも、少し過剰に「ごめんなさい」を言ってきた人にも平等に訪れます。

ですので、今までたくさん「ごめんなさい」を言ってきたから、「ごめんなさい」の言葉の重みを学習できないなんてことはないと思います。

子どもの成長には長い長い過程があります。

一発で一人前になるなんてことは絶対ありません。

そう考えると、今まで「ごめんなさい」が言えなかった人がある日突然その意味を理解して、「ごめんなさい」と心から謝るようになることを期待するよりも、とりあえず、「ごめんなさい」が言えるようになり、そのうちに、「ごめんなさい」というだけでは太刀打ちできない状態があることを知り、心から相手に許してもらうための方法や今後同じようにならない方法を考えるというような段階で考えていく方がよいと思います

大人の理屈と子どもの成長は違うというのを念頭に入れておくと、子育てについてが考えやすくなるかと思います。

また、「ごめんなさい」ではなく、「ありがとう」という言葉を言う習慣をつけた方がよいのではないか?

というご批判もいただきそうなので、それについてです。

確かに、今回の対策では、「ごめんなさい」をより広い範囲で言えるように、「ありがとう」と言う場面でも「ごめんなさい」を使っています。

私も「ありがとう」と言える場面では、「ありがとう」と言っても構わないと思います。

一番よくないことは、謝罪かお礼をした方がよい場面で「何も言わないこと」を習慣づけてしまうことです。

人によって、謝罪をした方がいいのかお礼をした方がいいのかというのはわりと違っているので、子どもにそれを考えさせるのは難しいと思います。

ですので、広い範囲で使える「ごめんなさい」を先に言えるようにしておき、ある程度思考力がついてきた段階で、「ありがとう」と「ごめんなさい」の使い分けをできるようにした方が、確実なのではないかと考えます

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