【会話チャート式】子どもの個性を生かした育児の悩み解決幼児・小学生のお子さんに関する育児・子育ての悩みを解決する具体的な方法を紹介!解決の道筋をイメージしやすいように、大人と子供の会話チャート形式にしてまとめました。どなたでも実践できる育児・子育てノウハウです! 

「落ち着きの少ない子ども」の悩みを解決しよう!

   ↑  2020/02/08 (土)  カテゴリー: 態度や言葉
ADHD(注意欠陥多動性障害)という言葉が世に広く知られるようになり、自分の子もそうなのではないか?と疑う親も多くなったと思います。

こういった発達障害の有無にかかわらず、落ち着いて行動できない子を見ていると不安になることもあるでしょう。

今回は、「落ち着きのない子ども」の悩みを解決していこうと思います!

原因:大人と世界の見え方(聞こえ方)が違うから



原因編13

喫茶店に入ると、軽快なジャズのBGM、店員さんの声、お客さん同士の会話など、多くの音が聞こえてきます。

それでも、私たちは喫茶店に入り、同僚と会議の打ち合わせをしたり、ママ友と子どもの話をしたりできるのです。

これは、自分が聞きたい音だけを選択して、それ以外の音をシャットアウトする力をもっているからです。

視覚も同様で、職場の雑多なものに囲まれる中、パソコンの画面やプレゼンの資料だけに目を集中させることができます。

もちろん限界もあり、例えば勉強中に参考書を読むのに飽きてきたとき、近くに置いてあるスマホに目を奪われ、勉強を中断してしまうことだってあります

何かに注意を向けるということに関しては、大人が皆できるのが当たり前と思っていて、それでも実は人によってその能力に差があるのです。

子どもの場合はこの能力が未発達です。

また、当然個人差もあり、周りの子に比べて劣ることもあります。

何かに注意を向ける能力が少ないとどうなるかというと、自分が取り組むべきこと、気を付けなければいけないこと以外にも目や耳がいってしまいがちになります。

一部例外の方もいるかもしれませんが、人は基本的にマルチタスクができない生き物と言われています。

自分の取り組むべきこと、気を付けなければならないこと以外に注意が向くということは、自然と元やっていたことがおろそかになるということです。

これを連鎖的に起こしてしまうと、いわゆる「落ち着きのない」状態になってしまいます。

心理的に不安を抱えているなどの特別な場合を除いて、普段から落ち着きのない子というのは、そういった理由から落ち着いていられない状態になっているのです。

対策:最終的な成長の姿を目指し、その子の順序で頑張らせてそれを褒める



対策編13

対策1



まず、最初にこういった子どもは多くの場合、周りの子や大人とのトラブルが多くなりがちでしょう。

ここで問題になるのは、「大きな問題を起こすこと」と「低い評価を受けすぎて本人が嫌になること」です。

大きな問題とは、友達に大きなけがを負わせるもしくは、自分が大きな事故に遭うことです。

そうならないためには、大人がこの子の近くになるべくいる環境を作る必要があります。

家にいるときは親が入れますが、学校や園ではそうもいかないでしょう。

気になる場合はあらかじめ、先生に相談するとよいかと思います。

そして、低い評価とは、「いつも俺は怒られてばっかりだ」と思われることです。

学校や園で働く先生は、世の中にはさまざまな子どもがいて、どうしても落ち着きが少ない子どもがいることもわかっています。

しかし、それで迷惑をこうむる人が出てきてしまった場合は、気持ちを悪くした人のいる手前、叱責するほかありません。

また、その子は特別だからとしてしまうと、それこそ裏で何を言われるかわかりません。

ですので、叱ってもその子にとって意味が少なく、むしろ逆効果になる可能性があるとわかっていても、叱らざるを得ないこともあるようです(もちろん、ほかの子から不満が出ないように気を付けながら、そういった子への配慮をしてくださっているとも思います)。

学校や園が集団社会である以上、こればかりはどうしようにもありません。

ですので、家ではその分たくさん褒めまくるしかありません。

家族という受け皿を大事にすることは、どんな子にとっても大事なことですが、ここでもそれは言えることです。

対策2



さて、逆になんで落ち着きがないといけないのでしょうか?

落ち着きがないことをやたら悪いこととして取り上げられがちですが、その理由はなぜでしょう。

それは、社会の定めたその年齢の子のノルマに到達できないからだと思います。

例えば、小学校に入学するときには、きちんと椅子に座っていられること、返事ができること、皆で一緒に行動できることなどを社会的な(非明文化された)ノルマとして要求されます。

では、その理由はなぜでしょうか?

それは「そうであってくれないと、社会(=学校)がうまく回らないから」です。

「その子のため」ということは一切ありません。

たしかに、きちんと椅子に座れなければ勉強ができませんし、返事や皆と一緒に行動することができないと生活がしにくいでしょう。

でも、別にそれができなくとも、椅子に座れないのなら、その子に合わせた方法で勉強をさせればよいのです。返事や皆と行動することが苦手なら、その子だけ別で活動すればよいのです。

しかし、これは非現実的で、一教室一人の先生でそんなことはできません(二人、三人いたとしても、そういった子が増えてくれば対応しきれなくなるでしょう)。

つまり、その子は「その年齢におけるノルマ」を達成していないように思わせられますが、それは「社会的な都合」によるもので、「人間的な本当になすべき成長ができていない」わけではないのです。

教育や育児はよりよい人間を目指して行うものです。

その結果は基本的に「どんな大人になったか」を見て判断するものです。

本来子どもの成長過程の一部分を切り取って、行うものではないはずです。

話が長くなりましたが、まとめると、「落ち着きの少ない子」は「社会的な都合」によって、低い評価を受けていると思われがちですが、それは間違えで、最終的に立派な大人になれればよいので、現段階でどうであろうと、関係ないのです。

つまり、「まわりの子と全然違う育ち方をしてもまったく問題ない」はずです。

例えば、A、B、Cという学習事項があります。

一般的には、A→B→Cという順序で学ぶことだとしましょう。

しかし、落ち着きの少ない子は、一つずつ何かを行うことが苦手なので、Aを学びきる前にBへ、Bを学びきる前にCへいくかもしれません。

また、本来はもっと先々で学ぶ予定のDやEといったことに興味を向けるかもしれないし、周りに迷惑をかけるXやYという行動をする可能性もあります。

最終的には、一番興味を持ったのがCのことで、Aに5分、Bに5分、Cに30分、Dに3分、Eに2分、また周りの人間に迷惑をかけるXを10分、Yを5分したとしましょう。

こういったときに、社会的な都合によって育てられてきたわたしたちは、

「なんでAをやる時間なのに違うことをするの!」

「XやYみたいなことをして迷惑をかけるんじゃない!」

とその子を叱るでしょう。

でも、社会的な都合という前提をなくして考えた時、この子はA+B+C+D+E=45分の学びを行っているし、Cについては30分間も取り組んでいるのです。

他の子とは違うかもしれないけど、確かに大人に向けて必要な成長をしっかりと行っているのです。

これを褒めてあげることが大事なのではないかと思います。

また、A~Eを褒めることで、XやYという行動への価値が下がります。

落ち着きのない子は、原因で述べた通り、いろいろなことが目や耳に入るので、そちらに気を取られやすいです。

とはいえ、人間、何かに気を取られたとしても、自分の興味のないことをわざわざやろうとは思わないですよね。

気を取られてそれをやってしまうということは、気を取られたことに興味があるからやってしまうということです。

つまり、A~Eを褒めることで、相対的にXやYへの価値を下げるということは、XやYへの興味を減らし、今度それに気を取られたとしても、やる可能性を下げることができるということです。

したがって、

対策についての留意事項



以上、少し理屈っぽい話をメインにしてきました。

長々と理屈を話す理由は、そういった子と関わる大人が安心感をもって子どもと接する必要があると考えるからです。

「落ち着きのない=ものごとをきちんと考えられない」ではありません。

むしろ、「頭の切り替えが早すぎて社会的に困る場面がある」ととらえた方がよいと思います。

これは、頭を切り替えることが多い=周りの人間からの評価について考えるタイミングも人一番多いということですから、人一倍、大人の顔を見ているとも考えられます。

つまり、大人がその子を見て困った顔をしていたら、それが高確率でその子の心に届くということです。

どんなときでもそうですが、大人が広い心をもって子どもと接することが大事だと思います。

多分、落ち着きのない子への対応は長期的なものになると思います。

しかし、最終的に目指す姿を意識し、周りの子と違う順序や方法で学びをしていても問題ないという心で、褒めることを続けていけば、よくなるのではないのかと思います。

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