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2020/01/27 (月) カテゴリー: 自立・自律
ゲームや動画(アニメ、Youtube)は今の子どもと切っては離せぬ存在となってきています。
中毒のようにはまっていき、自制心を失いかけている子にどのようにアプローチをすれば、よいのでしょうか?
今回は、「ゲームや動画視聴ばかりする子ども」の悩みを解決していきましょう!

ゲーム依存といった言葉を聞きますが、それほどゲームは人の心をつかむ力があります。
動画も同様に、Youtubeに上がっている動画、特にYoutuberの動画はどんな動画が人に見てもらえるかをかなり考えこまれています。
昔のテレビと違うのは、自分の好みのものを選べる&時間に関係なく楽しめるという点です。
何人ものスタッフで作られるテレビ番組ほどのクオリティをYoutubeで出しているものはほとんどないかもしれません。
しかし、確実に各人のニーズにあった動画があるというのは、その人を夢中にさせるには十分だと思います。
これを踏まえたうえで、ゲームや動画視聴ばかりすることを個人の自律性の問題だけに焦点化するのは間違っており、特に自制心の少ない子どもにそれをセーブするように持ち掛けても、難しいのは明白です。
少し泥臭い話ですが、相手は商売としてやっています。Youtuberは広告料を、ゲーム会社はゲームを買うお金…特に最近はDLC販売や課金アイテム販売を前面に押していますので、そういった収入をかけているわけです。
こちらも、言葉やルールだけで自制させるのではなく、何らかの工夫を行わない限り、子どもがゲームや動画視聴の誘惑に打ち勝つ方法はないと思います。

ゲームは一日一時間まで…というのはよく聞きますが、これって子どもにとっては本当に有効なのでしょうか?
確かにものわかりのよい子や自制心のある子には効きます。
賢い子であれば、一時間という時間をどのように使おうかをメイキングすることができるので、
「今日はゲームをここまで進めよう。」
「今日は動画をここまで見よう。」
と、判断できます。
しかし、多くの子がそこまでできないと思います。
ですので、時間で区切っても、あまり効き目はありません。
人の心をもう少し読んでみましょう。
ゲームや動画を見ていて、一番楽しい瞬間って何でしょう?
クリアした瞬間、最後まで見終わって結末を知った瞬間あたりかと思います。
ならば、その一番楽しいときを味合わせて、区切りのつけやすいタイミングで終わらせる方がいいかと思います。
対戦ゲームなら〇回対戦したらおしまいというようにする、RPGゲームならクエストを〇つ行ったらおしまいにするといった感じでしょうか。
動画視聴であれば、動画の長さに合わせて、〇本動画を見たらおしまいにするといった感じですかね。
そういうように、時間ではなく消費コンテンツ量で制限をつければ、子どもも見通しをつけやすく、終わらせやすいかと思います。
もちろん、これを行うためには、大人側がゲームや動画のことをある程度知っていないといけません。
しかし、これは子どもにその娯楽を与えている以上、本来すべきことなのだと思います。
この子の友達もみんなやっているみたいだし、大丈夫だろうとか、今流行りのものだから大丈夫だろうといった考え方は正直よくありません。
子どもに何かを与えるときは、その内容がどんなものかを大人が知っている必要があります。
少なくとも、子どもがゲームをしているようなら、その様子を横から見る。動画を見ているようなら、自分も流し見するぐらいの気持ちで、内容を知り、区切りがいいタイミングはどこにあるかを知るといいかもしれません。
区切りを見極めれば、ゲームを止めやすいタイミングでやめさせることはできますが、それでもうまくいくとは限りません。
続きが気になるから、もう少しだけ…という誘惑に勝つのはわりと難しいです。
だったら、続きを見る・できるチャンスを最初から与えてしまうのも一つの手だと思います。
と言っても、何にもなしでそれを許可できません。
例えば、動画視聴であれば、2本動画を見て、どうしてももう1本動画を見たい場合は、何かしら家の手伝いをさせるとか、テストで100点をとったら、動画をもう1本見てよい権利を与えるとか、何かしらのルールを設定しておきましょう。
いわゆる外発的動機付けによる行動誘発ですので積極的に取り入れたくない方法かもしれませんが、そもそも何を言っても家の手伝いをしない子はしませんし、勉強だってよっぽど好きな場合を除いて、多くの場合は人に褒めてもらいたいという外発的動機付けによってする子がほとんどです。
100点満点の育児とは言えなくても、本当にその子のためを思うなら、ベストではなく、ベターを目指すようで構わないと思います。
(ここで言うベストとは、その子にとってゲームや動画以外の楽しみを見つけさせ、ゲームや動画ばかり見ることの弊害を考えさせ、自分でそれをコントロールしながら楽しむことのできる子を目指すことですが、多くの場合そんなことできません。)
話を戻すと、ゲームや動画に関して止め時に考えることが、
「ゲームや動画視聴をやめて別のことをする」vs「ゲームや動画視聴を続け、後で親に叱られる」
から、
「ゲームや動画視聴をやめて別のことをする」vs「ゲームや動画視聴を続けるために面倒くさいお手伝いを行う」
に変わりました。
葛藤内容が変わることで、本人の出す結論も変わってきます。
特に叱られ慣れている子については、前者はあまり葛藤するまでもなく選べるものなので、後者の葛藤をさせてみるのも手だと思います。
中毒のようにはまっていき、自制心を失いかけている子にどのようにアプローチをすれば、よいのでしょうか?
今回は、「ゲームや動画視聴ばかりする子ども」の悩みを解決していきましょう!
原因:ゲーム、動画は人の心をつかむように研究しつくされている

ゲーム依存といった言葉を聞きますが、それほどゲームは人の心をつかむ力があります。
動画も同様に、Youtubeに上がっている動画、特にYoutuberの動画はどんな動画が人に見てもらえるかをかなり考えこまれています。
昔のテレビと違うのは、自分の好みのものを選べる&時間に関係なく楽しめるという点です。
何人ものスタッフで作られるテレビ番組ほどのクオリティをYoutubeで出しているものはほとんどないかもしれません。
しかし、確実に各人のニーズにあった動画があるというのは、その人を夢中にさせるには十分だと思います。
これを踏まえたうえで、ゲームや動画視聴ばかりすることを個人の自律性の問題だけに焦点化するのは間違っており、特に自制心の少ない子どもにそれをセーブするように持ち掛けても、難しいのは明白です。
少し泥臭い話ですが、相手は商売としてやっています。Youtuberは広告料を、ゲーム会社はゲームを買うお金…特に最近はDLC販売や課金アイテム販売を前面に押していますので、そういった収入をかけているわけです。
こちらも、言葉やルールだけで自制させるのではなく、何らかの工夫を行わない限り、子どもがゲームや動画視聴の誘惑に打ち勝つ方法はないと思います。
対策:ゲームや動画視聴を止めさせるタイミングを見極める

対策1
ゲームは一日一時間まで…というのはよく聞きますが、これって子どもにとっては本当に有効なのでしょうか?
確かにものわかりのよい子や自制心のある子には効きます。
賢い子であれば、一時間という時間をどのように使おうかをメイキングすることができるので、
「今日はゲームをここまで進めよう。」
「今日は動画をここまで見よう。」
と、判断できます。
しかし、多くの子がそこまでできないと思います。
ですので、時間で区切っても、あまり効き目はありません。
人の心をもう少し読んでみましょう。
ゲームや動画を見ていて、一番楽しい瞬間って何でしょう?
クリアした瞬間、最後まで見終わって結末を知った瞬間あたりかと思います。
ならば、その一番楽しいときを味合わせて、区切りのつけやすいタイミングで終わらせる方がいいかと思います。
対戦ゲームなら〇回対戦したらおしまいというようにする、RPGゲームならクエストを〇つ行ったらおしまいにするといった感じでしょうか。
動画視聴であれば、動画の長さに合わせて、〇本動画を見たらおしまいにするといった感じですかね。
そういうように、時間ではなく消費コンテンツ量で制限をつければ、子どもも見通しをつけやすく、終わらせやすいかと思います。
もちろん、これを行うためには、大人側がゲームや動画のことをある程度知っていないといけません。
しかし、これは子どもにその娯楽を与えている以上、本来すべきことなのだと思います。
この子の友達もみんなやっているみたいだし、大丈夫だろうとか、今流行りのものだから大丈夫だろうといった考え方は正直よくありません。
子どもに何かを与えるときは、その内容がどんなものかを大人が知っている必要があります。
少なくとも、子どもがゲームをしているようなら、その様子を横から見る。動画を見ているようなら、自分も流し見するぐらいの気持ちで、内容を知り、区切りがいいタイミングはどこにあるかを知るといいかもしれません。
対策2
区切りを見極めれば、ゲームを止めやすいタイミングでやめさせることはできますが、それでもうまくいくとは限りません。
続きが気になるから、もう少しだけ…という誘惑に勝つのはわりと難しいです。
だったら、続きを見る・できるチャンスを最初から与えてしまうのも一つの手だと思います。
と言っても、何にもなしでそれを許可できません。
例えば、動画視聴であれば、2本動画を見て、どうしてももう1本動画を見たい場合は、何かしら家の手伝いをさせるとか、テストで100点をとったら、動画をもう1本見てよい権利を与えるとか、何かしらのルールを設定しておきましょう。
いわゆる外発的動機付けによる行動誘発ですので積極的に取り入れたくない方法かもしれませんが、そもそも何を言っても家の手伝いをしない子はしませんし、勉強だってよっぽど好きな場合を除いて、多くの場合は人に褒めてもらいたいという外発的動機付けによってする子がほとんどです。
100点満点の育児とは言えなくても、本当にその子のためを思うなら、ベストではなく、ベターを目指すようで構わないと思います。
(ここで言うベストとは、その子にとってゲームや動画以外の楽しみを見つけさせ、ゲームや動画ばかり見ることの弊害を考えさせ、自分でそれをコントロールしながら楽しむことのできる子を目指すことですが、多くの場合そんなことできません。)
話を戻すと、ゲームや動画に関して止め時に考えることが、
「ゲームや動画視聴をやめて別のことをする」vs「ゲームや動画視聴を続け、後で親に叱られる」
から、
「ゲームや動画視聴をやめて別のことをする」vs「ゲームや動画視聴を続けるために面倒くさいお手伝いを行う」
に変わりました。
葛藤内容が変わることで、本人の出す結論も変わってきます。
特に叱られ慣れている子については、前者はあまり葛藤するまでもなく選べるものなので、後者の葛藤をさせてみるのも手だと思います。
この次の記事 : 「なかなか外で遊ばない子ども」の悩みを解決しよう!
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